田中ひろみです

この本の著者、東田直樹さんは
旅に出かけることが大好きだそうです。

目にする景色が違うだけで
自分が生まれ変わったような気分になる
そうです



私の6歳の息子も、重度の知的障害&
自閉症スペクトラムです。

今週、長崎に住んでいる曾祖母ちゃんの
お見舞いに息子と二泊三日で行ってきました。
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↑初めて乗る特急ラピート

関西空港から、格安航空会社の飛行機で
1時間15分。


普段とまるで違う風景。。
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山あり川あり、空気が澄んでいました。




1日目は、曾祖母ちゃんの病院へ
お見舞いに行ったので、時間もなく
そのまま家へ

2日目は、御墓参りと川を見に行きました。

見たことのない鳥が🦆たくさん
川にいて、物珍しそうに眺めていました

帰宅する3日目は、関西空港の開けた
青い空を見上げて、うっきゃ〜
と走りながら笑っていました

ビルや建物のない広い空を見ること
なんて、ほとんどありませんからね〜。

そして田舎の空気は、まるで違うので
時が止まったような感覚になります。




東田さんも仰るように、
障害のある子供を連れて旅行に出るのは
本当に大変です


周りの理解を得られないのがわかるので
嫌な思いもたくさんします。


でも、本人が喜んでいる姿を見ると
連れて来て良かったなあ。。と
そんな嫌なことも、どうでもよくなります。

そしてこの子が、自立してやっていくために
親として、経験させることが何より大切だと
実感しています。

デイサービスや、療育に行かせても
できる事は限られています。

それよりも、電車に乗るときは切符を
買って、改札に通して初めて乗れるんだと
いう普通のことを教えてあげられるのは
いつも一緒にいる親だけだと思います。

手先も不器用だけれど、一生懸命に
小銭を投入口に入れたり、切符を改札機に
通そうとする姿を見るとグッとくる物が
あります


ちょっとした成長に気付いてあげられるのも
親だけだと思います。



そんな気持ちを振り返らせてくれる
東田さんの素晴らしい本です。